理事長挨拶

理事長 村上 晶

 この度、日本コンタクトレンズ学会の理事長を務めることとなりました。
順天堂大学眼科学教室が2007年に第50回日本コンタクトレンズ学会総会を担当し、大会長を任されて以来の大役です。会員の皆様のお力添えをいただきながら2年間務めさせていただきたいと思います。
 コンタクトレンズは、医療機器として近視などの屈折異常の矯正目的のみならず、角膜の病気の治療など、様々な目的で使用されています。近年は生体モニターや薬物を放出するデバイスとしての研究が進み、一部は実用化もされています。今後も新しい機能をもつコンタクトレンズが次々と生まれて、さらに発展していくことが期待されています。
 一方で、広く普及し誰もがその存在を知っているにもかかわらず、コンタクトレンズの仕組みや原理、さらには医療機器としての適切な取り扱いと管理が必要であることが十分に理解されていない危惧がもたれています。このことは我が国だけではなく、海外の多くの国でも問題となっております。そのため、国内外の情勢を見ながら、各国の関連する学会やグローバルな団体などと連携をとって問題解決を進めていくことが必要だと思われます。
 本会の運営にあたっては学術研究の振興や診療ガイドラインなどの整備とともに、コンタクトレンズがより安全に適切に使用されるための社会への働きかけも重視していきたいと考えております。これまでの伝統と信頼を堅持しながら、社会の新しい要望に対応していけるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。