2. レンズケアの基礎知識
(1) 正しいレンズケアの基本ルール
- レンズケアは決して手を抜かず、正しい方法で毎日行うこと。
- こすり洗いをすること。
- 医師から指導されたケア用品を使用すること。
- コンタクトレンズとケア用品の添付文書を熟読すること。
- ケア用品を変える場合は必ず眼科医に相談すること。
- 「レンズの洗浄」は、コンタクトレンズの装用前と後に必ず行うこと。
- 目のまわりの化粧はなるべく避けること。
- ソフトコンタクトレンズのケアに水道水は使用しないこと。
※ソフトコンタクトレンズを水道水ですすいだり、水道水でつくった自家製生理食塩水を使用したりすると、アカントアメーバーなどがソフトコンタクトレンズに付着し、深刻な眼障害を起こす危険が高くなるので厳禁です。
コンタクトレンズを取り扱う際の注意事項
- 爪は丸く滑らかに切っておきます。
爪でひっかいてコンタクトレンズに傷をつけたり、やぶいたりしてしまうことがあります。
- コンタクトレンズを取り扱う前は必ず手指を石鹸でよく洗います。
コンタクトレンズをはずすときに手を洗わない人が多いので注意が必要です。
- 洗面台は清潔に!落としても見つかりやすい場所で取り扱います。
誤ってコンタクトレンズを洗面台に落としても、レンズが流失しないように、排水口に栓をするか、流失防止シートを使用しましょう。
- 化粧はコンタクトレンズを装着してから行います。
石鹸で手を洗っても化粧品はなかなか落ちません。化粧品を扱った手でコンタクトレンズを扱うと化粧品がレンズについてしまいます。
- コンタクトレンズはなめてはいけません。
ハードコンタクトレンズを装用する際に、レンズをなめてつける人がいますが、口の中の細菌やウィルスが目に入ってしまうことがあるので厳禁です。
- コンタクトレンズは常によく観察するようにします。
コンタクトレンズに傷、破損、変形、落ちない汚れを認めたときは装用を中止し、眼科医に相談してください。