3. ハードコンタクトレンズのケア

(3)保存の注意とレンズケースの手入れ

≪保存の注意≫

  • 保存液は毎日新しく交換し、その都度、レンズケースを洗浄・乾燥すること。
  • 保存には必ず専用の保存液を使用し、水道水を使用しないこと。
  • レンズケースにはコンタクトレンズ全体を覆うように十分に保存液を入れること。
  • コンタクトレンズは、専用洗浄液(クリーナー)中に保存すると、レンズ自体の劣化を招く可能性があるため、保存液に保存すること。
長期間使用しない場合の保存方法
  1. 通常通り、洗浄保存液、あるいは、洗浄液でレンズをこすり洗いした後に、よくすすぎます。
  2. よく洗ったレンズケースに保存液を満たして保存します。このとき、つけおき洗浄を同時に行うと長期保存によりレンズの劣化をまねく可能性があります。
    ※コンタクトレンズを使用しないで保管している間も、1週間に1度は保存液を交換します。
    ※長期間保存した後に、レンズの装用を開始するときは、眼科医の診断を受けましょう。

≪レンズケースの手入れ≫

いくらコンタクトレンズをきれいにケアしても、保存液をかえないで使ったり、汚れたレンズケースを使っていたら話になりません。ケースのケアを怠ると、雑菌が繁殖したり、カビが生えたりします。レンズケース内にバイオフィルム2)が発生し、眼感染症につながる例も数多くあります。

  • ハードコンタクトレンズのレンズケースは6ヶ月~1年に1度は必ず新しいものと交換すること。
  • レンズケースを扱うときも忘れずに手を洗うこと。
  • レンズケースから保存液が漏れるような場合はすぐに新しいものに交換すること。

2)バイオフィルム:微生物が排泄するスライム(粘着性ポリマー)で囲まれた微生物の集合体

手入れの方法
  1. レンズを取り出したあと保存液を捨て、ケースを流水でしっかりと洗います。
    ・ハードコンタクトレンズのケースは細いので、定期的に綿棒などで内部をこすり洗いをします。
    ・レンズホルダー部分も定期的に汚れを落とします。
  2. 水を切って風通しがよく、清潔なところで自然乾燥させます。
    ・布でふいたりすると、布についた雑菌がついてしまうので自然に乾くまで待つこと。
    したがって、コンタクトレンズを装着した後にしておくことが大切です。
レンズの汚れチェック方法

定期的にレンズの汚れをチェックし、汚れに応じてケア方法を見直します。

ハードコンタクトレンズの水気を取り、太陽や電灯の下で透かして見ます。そのとき、白っぽく曇っていたり、脂分がついていたら、汚れているということです。 また、コンタクトレンズをつけているときにしみる感じがしたり、ゴロゴロするときも要注意です。