4. ソフトコンタクトレンズのケア

(1)消毒方法の特徴と使い捨てレンズのケア

≪ソフトコンタクトレンズの消毒方法≫

以前の消毒方法は「煮沸消毒」のみでしたが、最近はコールド消毒といわれる熱を加えず薬品で消毒する「過酸化水素」や「マルチパーパスソリューション」による消毒が多くなっています。それぞれの消毒方法には長所と短所があるため、よく理解して、自分のコンタクトレンズの特性や汚れの程度などに応じて適した方法を選択してください。

消毒効果は 煮沸>過酸化水素>マルチパーパスソリューションです

 

メリット

デメリット

煮沸消毒

*熱による優れた消毒効果

*加熱によるコンタクトレンズへの影響

*維持費が安い

 ・劣化や変形、装用感の悪化、寿命の短縮

*消毒時間が短い

 ・白濁、眼合併症の増加 

*薬品を使用しないので過敏症がない

*コンセントが必要

過酸化水素

*加熱によるレンズのダメージがない 

*煮沸消毒に比べて消毒効果が弱い

*コンセントが要らないのでどこでも出来る

*誤使用による眼合併症の恐れがある

*マルチパーパスソリューションに比べて消毒効果が高い

*中和後は、消毒効果の持続性がない

*マルチパーパスソリューションに比べて過敏症の頻度が低い

 

*洗浄効果がある

*どのソフトコンタクトレンズにも使用できる

 

マルチパーパスソリューション

*加熱によるレンズのダメージがない

*コンセントが要らないのでどこでも出来る

*消毒効果が弱い

*過敏症がある

*一液でケアのすべてができ、ケアが簡単

 

*誤用による危険が少ない

 

≪使い捨てソフトコンタクトレンズのケアについて≫

  • 1日使い捨てソフトコンタクトレンズは、はずしたら再使用できませんので必ず捨ててください。
  • 頻回交換ソフトコンタクトレンズ(2週間交換ソフトコンタクトレンズ)は毎日の洗浄、消毒が必要です。レンズケアの方法は従来型ソフトコンタクトレンズと基本的に同じですが、週1回の強力タンパク除去は不要です。
[使用期間を守りましょう]

使い捨てソフトコンタクトレンズを「どうせ捨てるから」と雑に扱ったり、逆に「もったいない」と使用期間が過ぎても使い続けるということは禁物です。目に障害を起こす危険性が高まります。

使用期間を終えた使い捨てソフトコンタクトレンズは、見た目がきれいに感じても、実際には汚れが蓄積していたり、レンズが痛んだりしています。使い捨てソフトコンタクトレンズは、その使用期間においての耐久性しかないこと、つまり、言い換えれば従来型のソフトコンタクトレンズより汚れやすく、耐久性に弱い素材で出来ているということを覚えておきましょう。だから「使い捨て」る必要があり、正しく使用して初めて安全で便利なものであることを忘れてはいけません。