4. ソフトコンタクトレンズのケア
(6)保存の注意とレンズケースの手入れ
保存の注意
- レンズケース内の保存液、あるいは、マルチパーパスソリューションは毎日新しく交換し、その都度レンズケースを洗浄・乾燥すること。
- 保存には必ず保存液、あるいは、マルチパーパスソリューションを使用し、水道水を使用しないこと。
- レンズケースにはコンタクトレンズ全体を覆うように十分に保存液を満たすこと。
レンズケースの手入れ
コンタクトレンズをきれいにケアしても、汚れたレンズケースを使っていたら話になりません。レンズケースのケアを怠ると眼感染症を起こすことがあります。レンズケースのケアをしっかりしてください。
- レンズケースは1.5ヶ月~3ヶ月に1度は必ず新しいものと交換すること。
- レンズケースを扱うときも忘れずに手を洗うこと。
- レンズケースの保存液が漏れるような場合はすぐに新しいものに交換すること。
手入れの方法
① コンタクトレンズを取り出したあと保存液を捨て、ケースを流水、あるいは、マルチパーパスソリューションでしっかりと洗います。
・ふたと本体のかみ合わせ部分は汚れが溜まりやすいので注意してください。
② 水を切って、風通しがよく、清潔なところで自然乾燥させます。
・内側に細菌が入らないよう、ふたと本体を伏せて自然乾燥させます。
・布でふいたりすると、布についた雑菌がついてしまうので乾くまで待つこと。したがって、コンタクトレンズを装着した後にレンズケースをケアしておくことが大切です。
レンズの汚れのチェック方法
定期的にチェックし、汚れに応じてレンズケアを見直します。
透明なコップにソフトコンタクトレンズと、それが浮かぶくらいの保存液を入れ、明かりに透かして見ます。コンタクトレンズに白濁や変形があったら汚れているということです。また、コンタクトレンズをつけているときに視界が曇ったり見えずらい場合も汚れているサインです。